ウジダヤンルートを追う

2006年08月13日

ウジダヤンルートを追う1

ウジ・ダヤンとサヤレト・マッカル

映画「ターミナル」が911テロとの関わりを示唆したことで、関係者以外では恐らく私一人だけが拘っているであろう人物「ウジ・ダヤン」の経歴をネット上で見つけました。United Jewish Communitiesの1ページですが、既にページが閉鎖されており、再検索によってもヒットしないため、URLを付記できないことをお詫びした上で訳出させていただきます。

<ウジ・ダヤン経歴(一部)>
公式評議会"イスラエルセキュリティフェンス"議長(2002-)
シオニスト評議会(エルサレム)議長(2002-)
バラク首相、シャロン首相の国家安全アドバイザー兼イスラエル国家安全評議会議長(2000-2002)
IDF参謀副総長(1998-2000)
IDF中央司令(1996-1998)
IDF参謀企画部門長(ヨルダン、パレスティナ、シリアとの平和交渉のためのイスラエル安全委員会議長)(1993-1996)
機甲師団長(1988-1993)
機甲旅団長(1983-1988)
サヤレト・マッカル指揮官(1980-1983)*1982年のレバノン侵攻において機甲旅団と共同作戦
機甲大隊長(1978-1980)
サヤレト・マッカル中隊長(1973年のヨムキプール戦争時)
IDF徴兵(1966)

「イスラエルセキュリティフェンス」はパレスティナとイスラエルの間に防護壁を建設して両者を物理的に分断しようとの計画を推進する組織と思われます。壁の一部は建設済であり、世界の非難にも拘わらず、オルメルト首相が推進を強行しようとしたところ、この度のガザ・レバノン事件で頓挫させられた経緯があります。

IDFはイスラエル防衛軍のことです。では、サヤレト・マッカル(Sayeret Matkal―正確な発音は分かりません)とは何でしょうか?この組織はIDFの精鋭部隊で、主要任務はイスラエル防衛の要、即ち「テロ対策」です。パレスティナ武装組織のテロ活動の流れに沿って、サヤレト・マッカルは世界で最も進んだ航空機テロの対策チームになりました。有名な事例は次のとおりです。

【アイソトープ作戦】(1972/5/8)
ブラック・セプテンバーがベルギーの航空機をハイジャック、囚人の解放をイスラエル政府に要求した。事件発生の翌日に整備兵に変装したサヤレト・マッカルが強行突入して乗員・乗客を救出(死者乗客1名)。ハイジャック機における世界初の特殊作戦となった。
<参照>ヘブライの館

【エンテベ作戦】(1976/6/27)
ウガンダのエンテベ空港でPFLFと西ドイツ過激派がエールフランス航空機をハイジャックし、囚人の解放を要求。急派されたサヤレト・マッカルがウガンダ関係者に偽装しターミナルビルに突入、制圧に成功した(死者隊員1名、後に乗客1名)。イスラエルのテロ対策力を世界に証明した。

ウジ・ダヤンが航空機を勇猛果敢な行為で止めた―映画「ターミナル」から私はこのようなメッセージを読み取りました。戸惑ったのは、そのようなメッセージを受け取った私自身であり、始めからウジ・ダヤンを疑っていた訳ではありません。それどころか私はこの人物を全く知らず、情報を収集するのに未だに難儀している始末です。
(参考)映画「ターミナル」のメッセージ

ところが、この人物が航空機テロ対策組織の責任者だったのですから、私のメッセージ解読が我田引水との非難は当たりません。スピルバーグは911事件とウジ・ダヤンを映画「ターミナル」で結び付けています。そして最近彼が制作した映画「ミュンヘン」もサヤレト・マッカルに深く関係しているのです。(コメント参照)
(参考)映画「ミュンヘン」のメッセージ

ネットで調べてみると、サヤレト・マッカルは意外なところで911テロに結びつきます。世界貿易センターに突入したUA11便にこの組織の要員と思しき人物が乗り合わせたことがイスラエルの報道から判明しています。この人物Daniel Lewinは、サヤレト・マッカルの元キャプテンで、当時はアメリカでIT会社Akamaiを経営していました(コメント参照)。

彼はFAAのメモによると、乗っ取り犯により射殺されたことになっています(第一報は彼がパイロットを撃った)。情報の真偽判定は措く(そもそも銃を持ち込めたか?)としても、その座席位置は確かに不自然です。航空機テロの専門家がたまたま乗っ取り犯に前後を挟みこまれるように座る―それが偶然に生じる確率はどれくらいなのでしょうか?
<参照>F11(座席位置図解)

911を巡る情報はいつも錯綜しており、情報の積み重ねから真実に辿り着くには今後も相当な困難が予想されます。「事件の枠組み」をまずは明らかにすることが真実への近道となる場合もあります。ウジ・ダヤンに率いられたサヤレト・マッカル(一部かもしれません)が、その経験と知識を逆用(悪用)して2001年9月11日に4機の米民間航空機をハイジャックしたとの枠組みを私は信じかけています。
getmessage at 11:56|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)
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