ニュース(事件・発言)
2008年01月01日
メッセージジャーナルから5
焦点の年、2008年の幕が開けました。政治的に、経済的に、文化的に、世界が大変革を迎える年となるでしょう。
国際ニュース解説の田中宇氏は、政治におけるアメリカのユニラテラリズム(単独覇権・単独行動主義)の終焉と、経済におけるドル支配体制の崩壊を早くから見通され、世界はどちらの意味でも多極化すると予言されてきました。ブッシュ政権はユニラテラリストやドル支配体制の守護神として極端に振舞い、その反動を利用して多元化を招来する「隠れ多元主義者」の政権と氏は喝破されます。
ブッシュ政権は見かけと実質が正反対であることは、その宗教面に着目してきた私も指摘してきました。ブッシュは極端なアメリカのキリスト教一元化を促進し、WASP代表として積年の見果てぬ夢を一気に実現してきました。しかしこの政策は田中氏の指摘と同じく偽装であり、間もなく反動によって全く逆の、アメリカの反キリスト教化(世俗化)、WASPの権力中枢からの排除が成就するだろうと予測しています。私は特に、宗教や文化、価値の多元化を取り上げてきました。
私の見方が田中氏の見解と一致するのは、ブッシュ政権の正体、その戦略や完成時期だけではありません。氏は最近の記事で、この戦略(ライバルに背乗りして正反対の結果を導く)がニクソン政権を原点としていると分析されています。そして私も同政権にキッシンジャーが潜り込んだ1968年を始点と看做しています。
<参照>田中宇の国際ニュース解説「世界多極化=ニクソン戦略の完成」
(参考)メッセージジャーナル「1968年のメッセージ1」など
映画「ターミナル」は、ニクソン政権から現ブッシュ政権を通して背後で蠢く者たちの計画が40年計画であることを示唆しています(映画「レディインザウォーター」も同時代を指し示す)。キリスト教徒では全くなく、もはやユダヤ教徒でもない彼らがなぜか拘る40年。2008年は1968年から40年後に当たるのです。
彼らはこの長期計画を完成させようとしています。冒頭に記した見かけの大変革だけで終わるなら、肉を切らせて骨を断った彼らの勝ち。2008年がロックフェラー千年王国ゼロ年となります。
大王様万歳!
国際ニュース解説の田中宇氏は、政治におけるアメリカのユニラテラリズム(単独覇権・単独行動主義)の終焉と、経済におけるドル支配体制の崩壊を早くから見通され、世界はどちらの意味でも多極化すると予言されてきました。ブッシュ政権はユニラテラリストやドル支配体制の守護神として極端に振舞い、その反動を利用して多元化を招来する「隠れ多元主義者」の政権と氏は喝破されます。
ブッシュ政権は見かけと実質が正反対であることは、その宗教面に着目してきた私も指摘してきました。ブッシュは極端なアメリカのキリスト教一元化を促進し、WASP代表として積年の見果てぬ夢を一気に実現してきました。しかしこの政策は田中氏の指摘と同じく偽装であり、間もなく反動によって全く逆の、アメリカの反キリスト教化(世俗化)、WASPの権力中枢からの排除が成就するだろうと予測しています。私は特に、宗教や文化、価値の多元化を取り上げてきました。
私の見方が田中氏の見解と一致するのは、ブッシュ政権の正体、その戦略や完成時期だけではありません。氏は最近の記事で、この戦略(ライバルに背乗りして正反対の結果を導く)がニクソン政権を原点としていると分析されています。そして私も同政権にキッシンジャーが潜り込んだ1968年を始点と看做しています。
<参照>田中宇の国際ニュース解説「世界多極化=ニクソン戦略の完成」
(参考)メッセージジャーナル「1968年のメッセージ1」など
映画「ターミナル」は、ニクソン政権から現ブッシュ政権を通して背後で蠢く者たちの計画が40年計画であることを示唆しています(映画「レディインザウォーター」も同時代を指し示す)。キリスト教徒では全くなく、もはやユダヤ教徒でもない彼らがなぜか拘る40年。2008年は1968年から40年後に当たるのです。
彼らはこの長期計画を完成させようとしています。冒頭に記した見かけの大変革だけで終わるなら、肉を切らせて骨を断った彼らの勝ち。2008年がロックフェラー千年王国ゼロ年となります。
大王様万歳!
2007年09月24日
メッセージ・ジャーナルから3
国際ニュース解説の田中宇氏は911事件を起点とする”テロ戦争”を「米英イスラエル中心体制の維持」を目的とする”第2冷戦”と見ています。つまり米中枢同時多発テロは米政府の主導または黙認の下に「作られた事件」であるとするのですが、氏の分析が鋭いのはネオコンとディック・チェイニーが敢えて過激に推進することでこの戦術を故意に失敗させていると看破した点にあります。ここからチェイニー側の目的を「アメリカの覇権失墜と世界の多元化」と読み、このスキームを利益とするアメリカの国際資本家を背後に見出します。この国際資本家は911事件の首謀者ではないと考えていることになります。
<参照>田中宇の国際ニュース解説「テロ戦争の意図と現実」
ハリウッド映画に仕込まれたメッセージ(公然としかも隠密に)を羅針盤に911事件を考察した私は、この事件と二つの戦争(さらに今後の事件も)を同じ資本家、具体的にはロックフェラー財閥(当主デイヴィッド)の仕業と見ています(チェイニーもネオコンもロックフェラー財閥のフェロー)。911事件は米英イスラエル体制派、つまりWASP(アングロサクソン系プロテスタント)支配層の仕業に見えるように偽装されているのです。なぜまっすぐに「多元化」に突き進まず、「二元対立」を偽装するのでしょうか?
考えてみれば「多極化(多元化)」は、一貫してロックフェラー家の基本戦略でした。ロシア革命前には秘密裡に共産主義革命家たちを育成し、第二次大戦前にはファシスト党ナチスを米国の国策に反してまで支援していたことが知られています。デイヴィッド・ロックフェラーの時代にあっても、70年代には共産中国を、続いてアラブ産油国を強力に支援しています。また世論を形成する大衆への働き掛けとして、60年代末には世界同時発生した価値多元化運動を鼓舞します。
対してWASPは伝統的に「二極(二元)対立」を作り出すことで国内並びに国際政治・経済・社会を巧妙に操作してきました。第二次大戦にあってはナチスドイツを中心とする「ファシスト同盟」対「自由主義陣営」の対立を、戦後はソヴィエトを中心とする「共産圏」対「自由主義圏」の構図を創出し、維持・強化してきました。ロックフェラー家が自らの戦略を実行しても、直後にWASPの戦略が発動され、大抵同家の努力は水泡に帰しました(敗戦後の日本統治政策においても私たちはその一端を窺うことができます。HGウェルズ提唱の人権・脱国家理念が大胆にも憲法に採用され、その後米ソ冷戦体制への移行でなし崩しにされたのです)。
60年代後半に転機が訪れます。ケネディ兄弟を始めとする要人暗殺の常態化、兄ネルソンの合法的政権奪取の挫折を通じ、現行体制に失望したデイヴィッド・ロックフェラーが政治への本格的なコミットメントを決意します(傘下企業の多国籍化が進展したことも転換の重要な要因と思われます)。60年代末にヘンリー・キッシンジャーとチェイニーをニクソン政権に、80年代にはネオコンとブッシュ・シニア(決して本流政治家ではなかった)をレーガン政権に送り込むことに成功(ベクテル閣僚もここに含めるべきかもしれません)、表向きの主張はどうあれ、彼らは結果として米ソ対立を緩和ないし解消させています(攻撃的言説で軍需産業を伸ばす一方で、現実の国際情勢は穏健化され国際貿易が進展)。
デイヴィッド・ロックフェラーの決意は、21世紀に入って完成に向かいます。WASPを打倒し、「多元化社会」を招来する時期が到来したと判断したのです。一計を案じたロックフェラーはWASPの戦略を逆手に取ることにします(手口を知悉)。ハバナ湾(米西戦争)以来のWASPの流儀に従いトリガーとなる事件を彼らに替わって起こします。911事件です。冷戦終焉に苦慮する彼らは新たな二元対立軸(イスラム対十字軍―原形は宗教対立)立ち上げの好機と見て積極的に参加してくるはずです。十分餌に食いついたところで、彼らの意図を暴けば、911事件を始めとするすべての罪(過去の主要な謀略を含む)をWASPに押しつけられます。国民の力を借りて強大な敵WASPを倒し、革命のエネルギーで一気に多元化(権力の分散、民族の融和・解体、自由主義、世俗化)を推進させようというのです。
ロックフェラー一派は相当慎重にこの作戦を遂行しています。上記の数十年に亘る準備で、政界中枢を自派の人脈で固め(直前の準備も、実行も、事後処理もすべてが円滑に進む体制を構築)、決行に際してはハイジャック、ビル爆破などの重要な局面をその道のプロに任せます。標的もリスクを最小にすべく支配下の施設を選定しています(根本的な意図は別に指摘したとおり)。このような細心さとは裏腹に事件には杜撰さが散見され、稚拙とも思える証拠が残されています。これらはブッシュやチェイニーが属すると一般に見られているWASPの関与と工作を疑わせるものばかりです。
20世紀初頭からWASPの犯罪的政治活動に協力し、60年代後半からは主導する立場ともなったロックフェラー財閥が、宿主(同じ穴の貉)のWASP支配層を駆逐する政変劇(陰のクーデター)が、911事件後の米国の異常な7年の実相であると私は考えます。
<参照>田中宇の国際ニュース解説「テロ戦争の意図と現実」
ハリウッド映画に仕込まれたメッセージ(公然としかも隠密に)を羅針盤に911事件を考察した私は、この事件と二つの戦争(さらに今後の事件も)を同じ資本家、具体的にはロックフェラー財閥(当主デイヴィッド)の仕業と見ています(チェイニーもネオコンもロックフェラー財閥のフェロー)。911事件は米英イスラエル体制派、つまりWASP(アングロサクソン系プロテスタント)支配層の仕業に見えるように偽装されているのです。なぜまっすぐに「多元化」に突き進まず、「二元対立」を偽装するのでしょうか?
考えてみれば「多極化(多元化)」は、一貫してロックフェラー家の基本戦略でした。ロシア革命前には秘密裡に共産主義革命家たちを育成し、第二次大戦前にはファシスト党ナチスを米国の国策に反してまで支援していたことが知られています。デイヴィッド・ロックフェラーの時代にあっても、70年代には共産中国を、続いてアラブ産油国を強力に支援しています。また世論を形成する大衆への働き掛けとして、60年代末には世界同時発生した価値多元化運動を鼓舞します。
対してWASPは伝統的に「二極(二元)対立」を作り出すことで国内並びに国際政治・経済・社会を巧妙に操作してきました。第二次大戦にあってはナチスドイツを中心とする「ファシスト同盟」対「自由主義陣営」の対立を、戦後はソヴィエトを中心とする「共産圏」対「自由主義圏」の構図を創出し、維持・強化してきました。ロックフェラー家が自らの戦略を実行しても、直後にWASPの戦略が発動され、大抵同家の努力は水泡に帰しました(敗戦後の日本統治政策においても私たちはその一端を窺うことができます。HGウェルズ提唱の人権・脱国家理念が大胆にも憲法に採用され、その後米ソ冷戦体制への移行でなし崩しにされたのです)。
60年代後半に転機が訪れます。ケネディ兄弟を始めとする要人暗殺の常態化、兄ネルソンの合法的政権奪取の挫折を通じ、現行体制に失望したデイヴィッド・ロックフェラーが政治への本格的なコミットメントを決意します(傘下企業の多国籍化が進展したことも転換の重要な要因と思われます)。60年代末にヘンリー・キッシンジャーとチェイニーをニクソン政権に、80年代にはネオコンとブッシュ・シニア(決して本流政治家ではなかった)をレーガン政権に送り込むことに成功(ベクテル閣僚もここに含めるべきかもしれません)、表向きの主張はどうあれ、彼らは結果として米ソ対立を緩和ないし解消させています(攻撃的言説で軍需産業を伸ばす一方で、現実の国際情勢は穏健化され国際貿易が進展)。
デイヴィッド・ロックフェラーの決意は、21世紀に入って完成に向かいます。WASPを打倒し、「多元化社会」を招来する時期が到来したと判断したのです。一計を案じたロックフェラーはWASPの戦略を逆手に取ることにします(手口を知悉)。ハバナ湾(米西戦争)以来のWASPの流儀に従いトリガーとなる事件を彼らに替わって起こします。911事件です。冷戦終焉に苦慮する彼らは新たな二元対立軸(イスラム対十字軍―原形は宗教対立)立ち上げの好機と見て積極的に参加してくるはずです。十分餌に食いついたところで、彼らの意図を暴けば、911事件を始めとするすべての罪(過去の主要な謀略を含む)をWASPに押しつけられます。国民の力を借りて強大な敵WASPを倒し、革命のエネルギーで一気に多元化(権力の分散、民族の融和・解体、自由主義、世俗化)を推進させようというのです。
ロックフェラー一派は相当慎重にこの作戦を遂行しています。上記の数十年に亘る準備で、政界中枢を自派の人脈で固め(直前の準備も、実行も、事後処理もすべてが円滑に進む体制を構築)、決行に際してはハイジャック、ビル爆破などの重要な局面をその道のプロに任せます。標的もリスクを最小にすべく支配下の施設を選定しています(根本的な意図は別に指摘したとおり)。このような細心さとは裏腹に事件には杜撰さが散見され、稚拙とも思える証拠が残されています。これらはブッシュやチェイニーが属すると一般に見られているWASPの関与と工作を疑わせるものばかりです。
20世紀初頭からWASPの犯罪的政治活動に協力し、60年代後半からは主導する立場ともなったロックフェラー財閥が、宿主(同じ穴の貉)のWASP支配層を駆逐する政変劇(陰のクーデター)が、911事件後の米国の異常な7年の実相であると私は考えます。
2006年12月17日
ニュースのメッセージ12
米国イラク政策見直しに伴う緊張緩和の"罠"
中間選挙で示された「反戦」民意、超党派の「イラク研究グループ」による政策見直し提言、国防大臣の交代(18日予定)と続き、イラクからの米軍撤退が今にも始動しそうな雰囲気です。歓迎すべきニュースにも拘わらず、私の脳裏でアラームが鳴り始めています。非常事態緩和の知らせには用心せよと。911事件実行者たちの犯行特徴(プロファイル)との関連を危惧するからです。
200+9/11Smoking Gunsサイトが提供する「911テロを理解するための200以上の状況証拠」を順に見てゆくと、No.40、41で目が止まります。「ヒロさん日記」の日本語訳によれば次のような内容です。
WTC1では脅迫電話が原因で2週間の厳戒体制が敷かれていたが、この日(9/6)これが解除され、爆弾探査犬も姿を消した。(Newsday 2001/9/12)
WTC2・47階で働く金融アナリストBen Fountainの言葉:「このビルがターゲットだと知っていたんだ。この数週間で何度も避難訓練があったが、これは尋常ではない。何かがあると薄々気づいていたのだと思う」(People 2001/9/12)
<参照>ヒロさん日記「911テロを理解するための、200以上の状況証拠(作業中)」
ちなみに「Loose Change 2nd Edition, 日本語吹き替え版」も有り難い
ワールドトレードセンター(WTC)が2週間(または数週間)に亘り高度警戒体制下にあったとの事実の指摘が重要です。No.41は当時WTCで働いていた人々の緊張感や不安感が表明されたものと取れます(陰謀への言及は措くとして)。このような緊張状態が事件の6日前に解除されます。それまでの不安が大きかっただけに、その時に人々が抱いたであろう安堵感の大きさもまた想像されます。爆弾の配置などの準備がWTC内で直前に行われたとすれば、人々が警戒心を解いた状況ほど好都合なものはなかったでしょう。
キッシンジャーは米ソ緊張緩和を利用して国家解体を目指した世界再編に着手しました。米国乗っ取り策謀者たちの振る舞いを考察していると、彼らが大状況においても小状況においても、緊張と緩和を意図的に操作していることに気付かされます。同じ手口が今般のイラク戦争収拾にも繰り返される可能性があります。
(参考)1968年のメッセージ2
考えてもみてください。もしアルカイダがマスコミで言われているとおりのイスラム原理主義過激派であるとすれば、彼らはイラクの泥沼にアメリカを引き留めて徹底的に弱体化させたいはずです。ウサマ・ビンラディンの目的は、ベトナム戦争時の北ベトナム政府のように米軍を追い出すことではありません。ブッシュ再選を願ったのも、彼の視線がイラク一国に限定されてはいないことの表れです。そうであれば、アメリカをイラクから撤退できないようにもう一度米国内においてテロを実行するはずです。規模は問いません。米国民に恐怖を感じさせるだけで十分ですから、911テロより余程簡単な任務のはずです。
(参考)ビン・ラディン911犯行声明のメッセージ
ビンラディン2006年1月声明のメッセージ
ところが、アルカイダは額面通りの組織ではありませんから、有り難いことに米国内で彼らのテロが決行されることはありません(意思も実行力もない)。あり得るのは国内自由主義者による偽テロです。本来はアルカイダと何の関係もないイラク戦争の終息を感じてアルカイダ症候群から脱する米国民が、新たな脅威に直面させられ、再び混乱させられるのです。不意を衝かれるからこそ、人々は反動からヒステリックに安全を求め、政府の弾圧を支持するあのお馴染みの道を歩まされます。
今度の弾圧はイスラム教徒や巻き添えを食ったシーク教徒に留まりません。敵は隣人です。アメリカは狂気の内部分裂へと導かれます。イラク戦争の米軍撤退の可能性を感じさせる今、米国乗っ取り策謀者たちによる「新しい南北戦争」への警戒を強めなければなりません。
中間選挙で示された「反戦」民意、超党派の「イラク研究グループ」による政策見直し提言、国防大臣の交代(18日予定)と続き、イラクからの米軍撤退が今にも始動しそうな雰囲気です。歓迎すべきニュースにも拘わらず、私の脳裏でアラームが鳴り始めています。非常事態緩和の知らせには用心せよと。911事件実行者たちの犯行特徴(プロファイル)との関連を危惧するからです。
200+9/11Smoking Gunsサイトが提供する「911テロを理解するための200以上の状況証拠」を順に見てゆくと、No.40、41で目が止まります。「ヒロさん日記」の日本語訳によれば次のような内容です。
WTC1では脅迫電話が原因で2週間の厳戒体制が敷かれていたが、この日(9/6)これが解除され、爆弾探査犬も姿を消した。(Newsday 2001/9/12)
WTC2・47階で働く金融アナリストBen Fountainの言葉:「このビルがターゲットだと知っていたんだ。この数週間で何度も避難訓練があったが、これは尋常ではない。何かがあると薄々気づいていたのだと思う」(People 2001/9/12)
<参照>ヒロさん日記「911テロを理解するための、200以上の状況証拠(作業中)」
ちなみに「Loose Change 2nd Edition, 日本語吹き替え版」も有り難い
ワールドトレードセンター(WTC)が2週間(または数週間)に亘り高度警戒体制下にあったとの事実の指摘が重要です。No.41は当時WTCで働いていた人々の緊張感や不安感が表明されたものと取れます(陰謀への言及は措くとして)。このような緊張状態が事件の6日前に解除されます。それまでの不安が大きかっただけに、その時に人々が抱いたであろう安堵感の大きさもまた想像されます。爆弾の配置などの準備がWTC内で直前に行われたとすれば、人々が警戒心を解いた状況ほど好都合なものはなかったでしょう。
キッシンジャーは米ソ緊張緩和を利用して国家解体を目指した世界再編に着手しました。米国乗っ取り策謀者たちの振る舞いを考察していると、彼らが大状況においても小状況においても、緊張と緩和を意図的に操作していることに気付かされます。同じ手口が今般のイラク戦争収拾にも繰り返される可能性があります。
(参考)1968年のメッセージ2
考えてもみてください。もしアルカイダがマスコミで言われているとおりのイスラム原理主義過激派であるとすれば、彼らはイラクの泥沼にアメリカを引き留めて徹底的に弱体化させたいはずです。ウサマ・ビンラディンの目的は、ベトナム戦争時の北ベトナム政府のように米軍を追い出すことではありません。ブッシュ再選を願ったのも、彼の視線がイラク一国に限定されてはいないことの表れです。そうであれば、アメリカをイラクから撤退できないようにもう一度米国内においてテロを実行するはずです。規模は問いません。米国民に恐怖を感じさせるだけで十分ですから、911テロより余程簡単な任務のはずです。
(参考)ビン・ラディン911犯行声明のメッセージ
ビンラディン2006年1月声明のメッセージ
ところが、アルカイダは額面通りの組織ではありませんから、有り難いことに米国内で彼らのテロが決行されることはありません(意思も実行力もない)。あり得るのは国内自由主義者による偽テロです。本来はアルカイダと何の関係もないイラク戦争の終息を感じてアルカイダ症候群から脱する米国民が、新たな脅威に直面させられ、再び混乱させられるのです。不意を衝かれるからこそ、人々は反動からヒステリックに安全を求め、政府の弾圧を支持するあのお馴染みの道を歩まされます。
今度の弾圧はイスラム教徒や巻き添えを食ったシーク教徒に留まりません。敵は隣人です。アメリカは狂気の内部分裂へと導かれます。イラク戦争の米軍撤退の可能性を感じさせる今、米国乗っ取り策謀者たちによる「新しい南北戦争」への警戒を強めなければなりません。
2006年11月28日
ニュースのメッセージ11
最近の気になるニュースです。
1.<ヨルダン>アブドラ国王指摘「(中東で)同時(2007年)に三つの内戦危機」
私はスピルバーグが関与した映画「アイランド」から、近々ヨルダンがパレスティナ情勢において重要な役回りを演じるとのメッセージを読み取っています。先日、ヨルダンに関する上記記事が配信されていましたので報告しておきます。
<参照>毎日新聞記事
長らく息を潜めていた印象のヨルダンがここに来て動き始めた様子です。他社の報道と合わせますと、ヨルダンが中東の深刻な混乱状況を懸念していること、ヨルダンがイラク及びレバノンの内乱もイスラエル・パレスティナ問題と密接に絡んでいると見ていること、ヨルダンが米国に中東全関係国を対象とした包括協議で中東の安定化を図るよう要請していることが分かります。
田中宇氏も最新記事「レバノンの暗殺と中東再編」で中東のきな臭さとイスラエル情報機関の暗躍疑惑をレポートされています。当ブログでは、イスラエル情報機関は2手に分かれてそれぞれの政治目標実現のため活動していること、軍部情報機関(サヤレト・マトカル系列)の政治目的は「小イスラエル」「エルサレムの全市領土化と首都としての認知」であることをこれまでにお伝えしてきました。
(参考)イスラエル情勢を巡るニュースのメッセージ
モサド系列(大イスラエル)の挑発的活動を囮に、サヤレト・マトカル系列の目的が落とし所とされて決着が図られるのではないか、その際に調停役としてヨルダンが活躍するのではないかと考えます。
2.動き始めていた核テロ防止世界構想
私はスピルバーグが監督した映画「ターミナル」から、軍部情報機関の元幹部ウジ・ダヤンが911事件の実行行為者であるとのメッセージを読み取っています。彼はイスラエル右派・モサド系列の暴走を抑えるため、先のレバノン戦争時も捕虜の救出・交換を目指して精力的に動いていました。その傍らでパレスティナ問題を世界の問題に拡大すべく、イスラム過激派による核テロの恐怖を米国に向けて訴え続けています。
(参考)映画「ターミナル」のメッセージ5
彼はそのために国際機構「テロ対策世界センター」構想を提唱し、米国でネオコンを中心に根回しをした結果、先のサンクトペテルブルクサミットで米ソが共同提言を発するまでに至りました。さらにその後、先月末に下の記事が出て、二国からさらに他の諸国を巻き込んだ活動として本格的に動き始めたことが分かります。
<参照>読売新聞記事
(参考)記事「ウジ・ダヤンと核テロ防止世界構想」
ウジ・ダヤンは世界を動かせます。彼は単にイスラエル軍元幹部、イスラエル国会に加わり損ねた泡沫政党党首ではありません。
*ちなみに、イスラエル国防軍直属の情報機関名をこれまで「サヤレト・マッカル」としてきましたが、「マトカル」の方が一般的のようですので、今後はこの表記とします(サヤレトはサイェレトとも)。原語は"Sayeret Matkal"で、Matkalは「参謀本部」、Sayeretは「偵察部隊」の意です。
1.<ヨルダン>アブドラ国王指摘「(中東で)同時(2007年)に三つの内戦危機」
私はスピルバーグが関与した映画「アイランド」から、近々ヨルダンがパレスティナ情勢において重要な役回りを演じるとのメッセージを読み取っています。先日、ヨルダンに関する上記記事が配信されていましたので報告しておきます。
<参照>毎日新聞記事
長らく息を潜めていた印象のヨルダンがここに来て動き始めた様子です。他社の報道と合わせますと、ヨルダンが中東の深刻な混乱状況を懸念していること、ヨルダンがイラク及びレバノンの内乱もイスラエル・パレスティナ問題と密接に絡んでいると見ていること、ヨルダンが米国に中東全関係国を対象とした包括協議で中東の安定化を図るよう要請していることが分かります。
田中宇氏も最新記事「レバノンの暗殺と中東再編」で中東のきな臭さとイスラエル情報機関の暗躍疑惑をレポートされています。当ブログでは、イスラエル情報機関は2手に分かれてそれぞれの政治目標実現のため活動していること、軍部情報機関(サヤレト・マトカル系列)の政治目的は「小イスラエル」「エルサレムの全市領土化と首都としての認知」であることをこれまでにお伝えしてきました。
(参考)イスラエル情勢を巡るニュースのメッセージ
モサド系列(大イスラエル)の挑発的活動を囮に、サヤレト・マトカル系列の目的が落とし所とされて決着が図られるのではないか、その際に調停役としてヨルダンが活躍するのではないかと考えます。
2.動き始めていた核テロ防止世界構想
私はスピルバーグが監督した映画「ターミナル」から、軍部情報機関の元幹部ウジ・ダヤンが911事件の実行行為者であるとのメッセージを読み取っています。彼はイスラエル右派・モサド系列の暴走を抑えるため、先のレバノン戦争時も捕虜の救出・交換を目指して精力的に動いていました。その傍らでパレスティナ問題を世界の問題に拡大すべく、イスラム過激派による核テロの恐怖を米国に向けて訴え続けています。
(参考)映画「ターミナル」のメッセージ5
彼はそのために国際機構「テロ対策世界センター」構想を提唱し、米国でネオコンを中心に根回しをした結果、先のサンクトペテルブルクサミットで米ソが共同提言を発するまでに至りました。さらにその後、先月末に下の記事が出て、二国からさらに他の諸国を巻き込んだ活動として本格的に動き始めたことが分かります。
<参照>読売新聞記事
(参考)記事「ウジ・ダヤンと核テロ防止世界構想」
ウジ・ダヤンは世界を動かせます。彼は単にイスラエル軍元幹部、イスラエル国会に加わり損ねた泡沫政党党首ではありません。
*ちなみに、イスラエル国防軍直属の情報機関名をこれまで「サヤレト・マッカル」としてきましたが、「マトカル」の方が一般的のようですので、今後はこの表記とします(サヤレトはサイェレトとも)。原語は"Sayeret Matkal"で、Matkalは「参謀本部」、Sayeretは「偵察部隊」の意です。
2006年11月12日
911プロファイルのメッセージ4
既視感と戦術的サブターゲット
「共和党大敗」紙面に大見出しが躍っています。今回の米中間選挙では投票日直前のサプライズはなく(フセイン死刑判決はいかにもの仕掛けではあっても本気で効果を期待したものとは思えない)、投票装置の悪用もありませんでした(通常起こり得るトラブルの範囲内)。ブッシュジュニアを背後から操る者たちにとってはすべてが既定路線。ここは事態を放置すれば済んだようです。
ではブッシュがレームダックとなって、米国乗っ取り策謀者の動きが止むかと言えば、そうではありません。計画は道半ばであり、ブッシュの利用価値も残されています。来年(2007年)、連邦議事堂と連邦最高裁が破壊されると当ブログは予測しています。リベラル過激派による国内暴動の一環です。やがてマスコミが「米南北戦争」(誰がこのキーワードを最初に口にするかに注意)と書き立てるであろう第二のでっちあげ事件の鎮圧を口実として、ブッシュは息を吹き返すと予想します。
国会炎上と独裁者と言えばヒトラーが思い起こされます。ご承知のとおりヒトラーとブッシュを並置させたポスターも登場しています。そんな状況で連邦議事堂を破壊するはずがないと多くの方々は思われるでしょう。もし本当に一連の事件がブッシュの仕業であるとするなら(本当は黒幕はブッシュではありませんが)、疑いの火に油を注ぐような真似をするはずがないと。
しかし私たちは彼らの犯行特徴(プロファイル)を知っています。策謀者たちは必ず事前に事件のイメージ・ヴィジョンを一般の人々に意図して広めています。あるいは既に存在しているイメージ・ヴィジョンをなぞる形で計画を遂行します。なぜ映画が使われるか、なぜ「アメリカの防衛再建」で事件が予告されるのか、タワーへの攻撃は初見のイメージだったか(建設時の憂慮、93年の爆破テロ、FEMAの反テロポスター、直前放映のテレビドラマ)、黙示録のイメージが現実の政治にどのような影響を及ぼしたか(2000年のイスラエル動向、キリスト教原理主義者の反応)について考えてください。彼らの犯行現場には「既視感(デジャヴ)」があふれています。
そうして国会炎上があり得るものとして考えると、社会不安を煽りたいときに、ヒトラー台頭を連想させる国会炎上ほど恰好なものはありません。それに、いずれブッシュは正体を暴かれます(翌2008年にブッシュは打倒されると予想)。その伏線としても国会炎上は好都合です。
彼らにはもう一つ、犯行特徴があります。攻撃対象がメインターゲットとサブターゲットの組み合わせで設定されていることです。911事件においては、2機の航空機が脆弱性の最も高い個所に攻撃を仕掛け、最大の破壊効果が図られたWTCが戦略遂行のためのメインターゲット。1機の航空機(ここでは取り敢えずそうしておきましょう)が最も攻撃耐性が高い個所に(無理して)攻撃を仕掛け、最小の破壊効果が図られたペンタゴンが戦術遂行のためのサブターゲットです。国防総省がその後の展開において中心的役割を果たすのに、この攻撃が追い風になった事実を私たちは銘記しておきましょう。
もう少し大きな構図で見たときには、911航空機事件と炭そ菌事件という別の一対のメインとサブを見出すことができます。この場合のサブターゲットは民主党議員たちでしたが、彼らが犯行に関わっていたとすれば、事件を利用して積極的なリアクションを社会や議会から引き出していたことでしょう。現実には彼らは単に脅迫されただけで、事件は奇妙な仕方で早々に幕引きされます。
この第二の犯行特徴を来年の事件に当て嵌めるなら、メインターゲットが連邦議事堂、サブターゲットが連邦最高裁となります。連邦議会については最大破壊が企図されます。彼らの戦略目的は議会の混乱もしくは機能停止です。一方、最高裁は攻撃対象とされたということで注目を浴びるでしょうが、被害は最小限に留められます。こちらの戦術目的は独裁制の補強にあります。大統領独裁に司法権の抑制は必須要件ではありません。ヒューイ・ロングが実証したように、司法人事さえ押えれば、むしろ司法は独裁を支えます(リンカーンの教訓でもある)。
(参考)ニュースのメッセージ7
もし、ケネディが首を撃たれたときにそのまま夫人の傍らへ倒れこんでいたら...暗殺未遂事件で未曾有の求心力を得て、ケネディはアメリカの暴力装置とその背後の勢力を一掃できていたかもしれません。もし、1930年代の軍事クーデター未遂事件でバトラー将軍が暴いた真相が社会に公開されていたなら...財閥の重鎮たちが然るべく裁かれていたかもしれません。歴史に「もしも」は禁物です。しかし未来に対しては許されます。現在進行しており、今後も計画されている一連の事件は、大きな悲劇を世界にもたらすと同時に、腐敗のひとかたまりを一掃できる機会でもあるのです。
(参考)グランドゼロのメッセージ5
私たちに武力は必要ありません。誰かが扇動するような革命はご免です。私たちには真実があります。真実に辿り着くのは難しいでしょう。それでもネット時代にあって一人一人が足掻きつつ熱心に求めるときに、真実は向こうから私たちを訪れてくれると私は信じます。
「共和党大敗」紙面に大見出しが躍っています。今回の米中間選挙では投票日直前のサプライズはなく(フセイン死刑判決はいかにもの仕掛けではあっても本気で効果を期待したものとは思えない)、投票装置の悪用もありませんでした(通常起こり得るトラブルの範囲内)。ブッシュジュニアを背後から操る者たちにとってはすべてが既定路線。ここは事態を放置すれば済んだようです。
ではブッシュがレームダックとなって、米国乗っ取り策謀者の動きが止むかと言えば、そうではありません。計画は道半ばであり、ブッシュの利用価値も残されています。来年(2007年)、連邦議事堂と連邦最高裁が破壊されると当ブログは予測しています。リベラル過激派による国内暴動の一環です。やがてマスコミが「米南北戦争」(誰がこのキーワードを最初に口にするかに注意)と書き立てるであろう第二のでっちあげ事件の鎮圧を口実として、ブッシュは息を吹き返すと予想します。
国会炎上と独裁者と言えばヒトラーが思い起こされます。ご承知のとおりヒトラーとブッシュを並置させたポスターも登場しています。そんな状況で連邦議事堂を破壊するはずがないと多くの方々は思われるでしょう。もし本当に一連の事件がブッシュの仕業であるとするなら(本当は黒幕はブッシュではありませんが)、疑いの火に油を注ぐような真似をするはずがないと。
しかし私たちは彼らの犯行特徴(プロファイル)を知っています。策謀者たちは必ず事前に事件のイメージ・ヴィジョンを一般の人々に意図して広めています。あるいは既に存在しているイメージ・ヴィジョンをなぞる形で計画を遂行します。なぜ映画が使われるか、なぜ「アメリカの防衛再建」で事件が予告されるのか、タワーへの攻撃は初見のイメージだったか(建設時の憂慮、93年の爆破テロ、FEMAの反テロポスター、直前放映のテレビドラマ)、黙示録のイメージが現実の政治にどのような影響を及ぼしたか(2000年のイスラエル動向、キリスト教原理主義者の反応)について考えてください。彼らの犯行現場には「既視感(デジャヴ)」があふれています。
そうして国会炎上があり得るものとして考えると、社会不安を煽りたいときに、ヒトラー台頭を連想させる国会炎上ほど恰好なものはありません。それに、いずれブッシュは正体を暴かれます(翌2008年にブッシュは打倒されると予想)。その伏線としても国会炎上は好都合です。
彼らにはもう一つ、犯行特徴があります。攻撃対象がメインターゲットとサブターゲットの組み合わせで設定されていることです。911事件においては、2機の航空機が脆弱性の最も高い個所に攻撃を仕掛け、最大の破壊効果が図られたWTCが戦略遂行のためのメインターゲット。1機の航空機(ここでは取り敢えずそうしておきましょう)が最も攻撃耐性が高い個所に(無理して)攻撃を仕掛け、最小の破壊効果が図られたペンタゴンが戦術遂行のためのサブターゲットです。国防総省がその後の展開において中心的役割を果たすのに、この攻撃が追い風になった事実を私たちは銘記しておきましょう。
もう少し大きな構図で見たときには、911航空機事件と炭そ菌事件という別の一対のメインとサブを見出すことができます。この場合のサブターゲットは民主党議員たちでしたが、彼らが犯行に関わっていたとすれば、事件を利用して積極的なリアクションを社会や議会から引き出していたことでしょう。現実には彼らは単に脅迫されただけで、事件は奇妙な仕方で早々に幕引きされます。
この第二の犯行特徴を来年の事件に当て嵌めるなら、メインターゲットが連邦議事堂、サブターゲットが連邦最高裁となります。連邦議会については最大破壊が企図されます。彼らの戦略目的は議会の混乱もしくは機能停止です。一方、最高裁は攻撃対象とされたということで注目を浴びるでしょうが、被害は最小限に留められます。こちらの戦術目的は独裁制の補強にあります。大統領独裁に司法権の抑制は必須要件ではありません。ヒューイ・ロングが実証したように、司法人事さえ押えれば、むしろ司法は独裁を支えます(リンカーンの教訓でもある)。
(参考)ニュースのメッセージ7
もし、ケネディが首を撃たれたときにそのまま夫人の傍らへ倒れこんでいたら...暗殺未遂事件で未曾有の求心力を得て、ケネディはアメリカの暴力装置とその背後の勢力を一掃できていたかもしれません。もし、1930年代の軍事クーデター未遂事件でバトラー将軍が暴いた真相が社会に公開されていたなら...財閥の重鎮たちが然るべく裁かれていたかもしれません。歴史に「もしも」は禁物です。しかし未来に対しては許されます。現在進行しており、今後も計画されている一連の事件は、大きな悲劇を世界にもたらすと同時に、腐敗のひとかたまりを一掃できる機会でもあるのです。
(参考)グランドゼロのメッセージ5
私たちに武力は必要ありません。誰かが扇動するような革命はご免です。私たちには真実があります。真実に辿り着くのは難しいでしょう。それでもネット時代にあって一人一人が足掻きつつ熱心に求めるときに、真実は向こうから私たちを訪れてくれると私は信じます。
2006年08月14日
核兵器コネクションを追う1
航空機同時爆破テロ計画とパキスタン
イギリスでアメリカの航空機複数を対象にした同時爆破テロ計画が発覚しました。逮捕者は20数名に上り、そのうち多くがパキスタン系と報道されています。テロとパキスタンとの関連は、先のロンドン同時多発テロ(2005/7/7)でも取り沙汰されました。やはり犯人とされた者たちの多くがパキスタン系だったからです。
ところが、ロンドン同時多発テロ捜査はその後不可解な動きを見せます。捜査当局はエジプト人マグディ・ナシャルが首謀者である可能性が高いと発表し、マスコミの意識をこの人物に誘導します(その後テロと関係がないと判明)。続いてソマリアなど東アフリカ系の人間による第二のテロ事件(7/21)が起こります(意図不明の上に、慌てて実行したような粗さが目立った奇妙な事件)。果ては捜査当局によるブラジル人誤射事件(7/23)が駄目を押す格好となって、パキスタンへの疑いは立ち消えとなりました。
パキスタンに目を向けて欲しくない者の存在がこの一件から推量されます。それは、英政府に何らかの影響力を持つ者であって、決してアウトサイダーのイスラム過激派ではありません。今回は、情報元がパキスタン政府ということで、政府自体に非難の矛先が向けられることは避けられるかもしれませんが、パキスタンに国際テロの根城があることは誰の目にも明らかとなりました。
911事件直後からパキスタンに注目したジャーナリストがいました。ユダヤ系アメリカ人ダニエル・パールです。現地取材を決行した彼は、間もなく行方不明となり、2002年1月31日には首を切断されて殺害されます。処刑の様子を収めたビデオが公開されたことでこの事件は有名になりました(実際は殺害後に斬首されたようです)。
この事件を追ったフランス人思想家ベルナール・アンリ・レヴィは、パールがパキスタンを「国際テロの鍵を握っている国」と考えたことを指摘しています。そのパールが核心に近づき過ぎ、アメリカとの密接な関係に気づくに至って殺害されたのではないかと推測しています。(この観点からレヴィが注目する人物はアメリカで活動基盤を築いたムバラク・シャー・ジラーニです。彼がウサマ・ビン・ラディンの思想的師ではないかとレヴィは見ています)
<参照>書籍「誰がダニエル・パールを殺したか?」(ベルナール・アンリ・レヴィ著)
ワシントン・タイムズに掲載された匿名のパキスタン情報当局高官の手記によれば、「ISI(パキスタン情報機関)が自らを国家として、テロリストの密輸に従事している。イスラム過激派グループを支援しているのではなく、資金と指令を出している」と告発します。国際テロの首謀者だと主張しているのです。
<参照>書籍「戦争の闇 情報の幻」(大沼安史著)
ISIはイギリス同時多発テロ(2005.7.7)の実行者(そして今回のテロ計画の立案者)ではあるにしても、米911テロの実行者であるとは私は考えません。ISIはCIAの資金と指令によって活動してきました。そのCIAの背後にはイスラエルの情報機関(モサドの一部など)が控えています。ここから、イスラエルの右派(一部特定グループ)とアメリカの右派(ネオコン、共和党右派の一部など)、そしてISIを結ぶ一つの軸が浮かびます。
<参照>CIAとイスラエルの結びつきについては「ケネディとユダヤの秘密戦争」
イスラル右派の政治目的を実現するためにISIは動きます。今回の航空機同時爆破テロ計画発覚で得をするのはイスラエルです。彼らは「イスラム過激派は世界共通の敵」との認識を世界に、特に今回はヨーロッパの人々に広めたいのです。そうしてレバノンでの戦闘行為に対する非難を弱め、さらには防護壁で自国を小さく防衛するのではなく、大イスラエルを実現して自国の根本的な安全を図るための環境形成に励んでいるのです。
しかし既に記したとおり、同盟者のネオコンが幾ら活発に動いてもアメリカはシリアにもイランにも進軍したりはしないでしょう。もう一方の軸(表面的には対立軸)であるイスラエル中道派(一部特定グループ)―イスラエル情報機関(サヤレト・マッカルを中心としてモサドの一部を含む)―アメリカ中道派(一部特定グループ)が構想する小イスラエル戦略が結局は採用されるからです。911テロは彼らの仕業です。(ただしイスラムを共通の敵とする構図を世界に拡大する基本戦略は同じ)
*キッシンジャーや副大統領チェイニーは、デイビッド・ロックフェラーの参謀として、二つの軸を調整・統括(必要によりどちらの立場からも発言をしている)
*ISIの資産(アセット)であるウサマ・ビン・ラディンは911テロに直接関わっていないと考えた方が彼の言動に合致する。犯行を認めたのは、状況を把握し、その方が得策と判断した2004年以降。(偽の声明ゆえに説得力がない)
誰がダニエル・パールを殺したか ? (上)
誰がダニエル・パールを殺したか? (下)
戦争の闇 情報の幻―“9・11”とイラク戦争をめぐる謀略疑惑
ケネディとユダヤの秘密戦争
イギリスでアメリカの航空機複数を対象にした同時爆破テロ計画が発覚しました。逮捕者は20数名に上り、そのうち多くがパキスタン系と報道されています。テロとパキスタンとの関連は、先のロンドン同時多発テロ(2005/7/7)でも取り沙汰されました。やはり犯人とされた者たちの多くがパキスタン系だったからです。
ところが、ロンドン同時多発テロ捜査はその後不可解な動きを見せます。捜査当局はエジプト人マグディ・ナシャルが首謀者である可能性が高いと発表し、マスコミの意識をこの人物に誘導します(その後テロと関係がないと判明)。続いてソマリアなど東アフリカ系の人間による第二のテロ事件(7/21)が起こります(意図不明の上に、慌てて実行したような粗さが目立った奇妙な事件)。果ては捜査当局によるブラジル人誤射事件(7/23)が駄目を押す格好となって、パキスタンへの疑いは立ち消えとなりました。
パキスタンに目を向けて欲しくない者の存在がこの一件から推量されます。それは、英政府に何らかの影響力を持つ者であって、決してアウトサイダーのイスラム過激派ではありません。今回は、情報元がパキスタン政府ということで、政府自体に非難の矛先が向けられることは避けられるかもしれませんが、パキスタンに国際テロの根城があることは誰の目にも明らかとなりました。
911事件直後からパキスタンに注目したジャーナリストがいました。ユダヤ系アメリカ人ダニエル・パールです。現地取材を決行した彼は、間もなく行方不明となり、2002年1月31日には首を切断されて殺害されます。処刑の様子を収めたビデオが公開されたことでこの事件は有名になりました(実際は殺害後に斬首されたようです)。
この事件を追ったフランス人思想家ベルナール・アンリ・レヴィは、パールがパキスタンを「国際テロの鍵を握っている国」と考えたことを指摘しています。そのパールが核心に近づき過ぎ、アメリカとの密接な関係に気づくに至って殺害されたのではないかと推測しています。(この観点からレヴィが注目する人物はアメリカで活動基盤を築いたムバラク・シャー・ジラーニです。彼がウサマ・ビン・ラディンの思想的師ではないかとレヴィは見ています)
<参照>書籍「誰がダニエル・パールを殺したか?」(ベルナール・アンリ・レヴィ著)
ワシントン・タイムズに掲載された匿名のパキスタン情報当局高官の手記によれば、「ISI(パキスタン情報機関)が自らを国家として、テロリストの密輸に従事している。イスラム過激派グループを支援しているのではなく、資金と指令を出している」と告発します。国際テロの首謀者だと主張しているのです。
<参照>書籍「戦争の闇 情報の幻」(大沼安史著)
ISIはイギリス同時多発テロ(2005.7.7)の実行者(そして今回のテロ計画の立案者)ではあるにしても、米911テロの実行者であるとは私は考えません。ISIはCIAの資金と指令によって活動してきました。そのCIAの背後にはイスラエルの情報機関(モサドの一部など)が控えています。ここから、イスラエルの右派(一部特定グループ)とアメリカの右派(ネオコン、共和党右派の一部など)、そしてISIを結ぶ一つの軸が浮かびます。
<参照>CIAとイスラエルの結びつきについては「ケネディとユダヤの秘密戦争」
イスラル右派の政治目的を実現するためにISIは動きます。今回の航空機同時爆破テロ計画発覚で得をするのはイスラエルです。彼らは「イスラム過激派は世界共通の敵」との認識を世界に、特に今回はヨーロッパの人々に広めたいのです。そうしてレバノンでの戦闘行為に対する非難を弱め、さらには防護壁で自国を小さく防衛するのではなく、大イスラエルを実現して自国の根本的な安全を図るための環境形成に励んでいるのです。
しかし既に記したとおり、同盟者のネオコンが幾ら活発に動いてもアメリカはシリアにもイランにも進軍したりはしないでしょう。もう一方の軸(表面的には対立軸)であるイスラエル中道派(一部特定グループ)―イスラエル情報機関(サヤレト・マッカルを中心としてモサドの一部を含む)―アメリカ中道派(一部特定グループ)が構想する小イスラエル戦略が結局は採用されるからです。911テロは彼らの仕業です。(ただしイスラムを共通の敵とする構図を世界に拡大する基本戦略は同じ)
*キッシンジャーや副大統領チェイニーは、デイビッド・ロックフェラーの参謀として、二つの軸を調整・統括(必要によりどちらの立場からも発言をしている)
*ISIの資産(アセット)であるウサマ・ビン・ラディンは911テロに直接関わっていないと考えた方が彼の言動に合致する。犯行を認めたのは、状況を把握し、その方が得策と判断した2004年以降。(偽の声明ゆえに説得力がない)
2006年08月13日
ウジダヤンルートを追う1
ウジ・ダヤンとサヤレト・マッカル
映画「ターミナル」が911テロとの関わりを示唆したことで、関係者以外では恐らく私一人だけが拘っているであろう人物「ウジ・ダヤン」の経歴をネット上で見つけました。United Jewish Communitiesの1ページですが、既にページが閉鎖されており、再検索によってもヒットしないため、URLを付記できないことをお詫びした上で訳出させていただきます。
<ウジ・ダヤン経歴(一部)>
公式評議会"イスラエルセキュリティフェンス"議長(2002-)
シオニスト評議会(エルサレム)議長(2002-)
バラク首相、シャロン首相の国家安全アドバイザー兼イスラエル国家安全評議会議長(2000-2002)
IDF参謀副総長(1998-2000)
IDF中央司令(1996-1998)
IDF参謀企画部門長(ヨルダン、パレスティナ、シリアとの平和交渉のためのイスラエル安全委員会議長)(1993-1996)
機甲師団長(1988-1993)
機甲旅団長(1983-1988)
サヤレト・マッカル指揮官(1980-1983)*1982年のレバノン侵攻において機甲旅団と共同作戦
機甲大隊長(1978-1980)
サヤレト・マッカル中隊長(1973年のヨムキプール戦争時)
IDF徴兵(1966)
「イスラエルセキュリティフェンス」はパレスティナとイスラエルの間に防護壁を建設して両者を物理的に分断しようとの計画を推進する組織と思われます。壁の一部は建設済であり、世界の非難にも拘わらず、オルメルト首相が推進を強行しようとしたところ、この度のガザ・レバノン事件で頓挫させられた経緯があります。
IDFはイスラエル防衛軍のことです。では、サヤレト・マッカル(Sayeret Matkal―正確な発音は分かりません)とは何でしょうか?この組織はIDFの精鋭部隊で、主要任務はイスラエル防衛の要、即ち「テロ対策」です。パレスティナ武装組織のテロ活動の流れに沿って、サヤレト・マッカルは世界で最も進んだ航空機テロの対策チームになりました。有名な事例は次のとおりです。
【アイソトープ作戦】(1972/5/8)
ブラック・セプテンバーがベルギーの航空機をハイジャック、囚人の解放をイスラエル政府に要求した。事件発生の翌日に整備兵に変装したサヤレト・マッカルが強行突入して乗員・乗客を救出(死者乗客1名)。ハイジャック機における世界初の特殊作戦となった。
<参照>ヘブライの館
【エンテベ作戦】(1976/6/27)
ウガンダのエンテベ空港でPFLFと西ドイツ過激派がエールフランス航空機をハイジャックし、囚人の解放を要求。急派されたサヤレト・マッカルがウガンダ関係者に偽装しターミナルビルに突入、制圧に成功した(死者隊員1名、後に乗客1名)。イスラエルのテロ対策力を世界に証明した。
ウジ・ダヤンが航空機を勇猛果敢な行為で止めた―映画「ターミナル」から私はこのようなメッセージを読み取りました。戸惑ったのは、そのようなメッセージを受け取った私自身であり、始めからウジ・ダヤンを疑っていた訳ではありません。それどころか私はこの人物を全く知らず、情報を収集するのに未だに難儀している始末です。
(参考)映画「ターミナル」のメッセージ
ところが、この人物が航空機テロ対策組織の責任者だったのですから、私のメッセージ解読が我田引水との非難は当たりません。スピルバーグは911事件とウジ・ダヤンを映画「ターミナル」で結び付けています。そして最近彼が制作した映画「ミュンヘン」もサヤレト・マッカルに深く関係しているのです。(コメント参照)
(参考)映画「ミュンヘン」のメッセージ
ネットで調べてみると、サヤレト・マッカルは意外なところで911テロに結びつきます。世界貿易センターに突入したUA11便にこの組織の要員と思しき人物が乗り合わせたことがイスラエルの報道から判明しています。この人物Daniel Lewinは、サヤレト・マッカルの元キャプテンで、当時はアメリカでIT会社Akamaiを経営していました(コメント参照)。
彼はFAAのメモによると、乗っ取り犯により射殺されたことになっています(第一報は彼がパイロットを撃った)。情報の真偽判定は措く(そもそも銃を持ち込めたか?)としても、その座席位置は確かに不自然です。航空機テロの専門家がたまたま乗っ取り犯に前後を挟みこまれるように座る―それが偶然に生じる確率はどれくらいなのでしょうか?
<参照>F11(座席位置図解)
911を巡る情報はいつも錯綜しており、情報の積み重ねから真実に辿り着くには今後も相当な困難が予想されます。「事件の枠組み」をまずは明らかにすることが真実への近道となる場合もあります。ウジ・ダヤンに率いられたサヤレト・マッカル(一部かもしれません)が、その経験と知識を逆用(悪用)して2001年9月11日に4機の米民間航空機をハイジャックしたとの枠組みを私は信じかけています。
映画「ターミナル」が911テロとの関わりを示唆したことで、関係者以外では恐らく私一人だけが拘っているであろう人物「ウジ・ダヤン」の経歴をネット上で見つけました。United Jewish Communitiesの1ページですが、既にページが閉鎖されており、再検索によってもヒットしないため、URLを付記できないことをお詫びした上で訳出させていただきます。
<ウジ・ダヤン経歴(一部)>
公式評議会"イスラエルセキュリティフェンス"議長(2002-)
シオニスト評議会(エルサレム)議長(2002-)
バラク首相、シャロン首相の国家安全アドバイザー兼イスラエル国家安全評議会議長(2000-2002)
IDF参謀副総長(1998-2000)
IDF中央司令(1996-1998)
IDF参謀企画部門長(ヨルダン、パレスティナ、シリアとの平和交渉のためのイスラエル安全委員会議長)(1993-1996)
機甲師団長(1988-1993)
機甲旅団長(1983-1988)
サヤレト・マッカル指揮官(1980-1983)*1982年のレバノン侵攻において機甲旅団と共同作戦
機甲大隊長(1978-1980)
サヤレト・マッカル中隊長(1973年のヨムキプール戦争時)
IDF徴兵(1966)
「イスラエルセキュリティフェンス」はパレスティナとイスラエルの間に防護壁を建設して両者を物理的に分断しようとの計画を推進する組織と思われます。壁の一部は建設済であり、世界の非難にも拘わらず、オルメルト首相が推進を強行しようとしたところ、この度のガザ・レバノン事件で頓挫させられた経緯があります。
IDFはイスラエル防衛軍のことです。では、サヤレト・マッカル(Sayeret Matkal―正確な発音は分かりません)とは何でしょうか?この組織はIDFの精鋭部隊で、主要任務はイスラエル防衛の要、即ち「テロ対策」です。パレスティナ武装組織のテロ活動の流れに沿って、サヤレト・マッカルは世界で最も進んだ航空機テロの対策チームになりました。有名な事例は次のとおりです。
【アイソトープ作戦】(1972/5/8)
ブラック・セプテンバーがベルギーの航空機をハイジャック、囚人の解放をイスラエル政府に要求した。事件発生の翌日に整備兵に変装したサヤレト・マッカルが強行突入して乗員・乗客を救出(死者乗客1名)。ハイジャック機における世界初の特殊作戦となった。
<参照>ヘブライの館
【エンテベ作戦】(1976/6/27)
ウガンダのエンテベ空港でPFLFと西ドイツ過激派がエールフランス航空機をハイジャックし、囚人の解放を要求。急派されたサヤレト・マッカルがウガンダ関係者に偽装しターミナルビルに突入、制圧に成功した(死者隊員1名、後に乗客1名)。イスラエルのテロ対策力を世界に証明した。
ウジ・ダヤンが航空機を勇猛果敢な行為で止めた―映画「ターミナル」から私はこのようなメッセージを読み取りました。戸惑ったのは、そのようなメッセージを受け取った私自身であり、始めからウジ・ダヤンを疑っていた訳ではありません。それどころか私はこの人物を全く知らず、情報を収集するのに未だに難儀している始末です。
(参考)映画「ターミナル」のメッセージ
ところが、この人物が航空機テロ対策組織の責任者だったのですから、私のメッセージ解読が我田引水との非難は当たりません。スピルバーグは911事件とウジ・ダヤンを映画「ターミナル」で結び付けています。そして最近彼が制作した映画「ミュンヘン」もサヤレト・マッカルに深く関係しているのです。(コメント参照)
(参考)映画「ミュンヘン」のメッセージ
ネットで調べてみると、サヤレト・マッカルは意外なところで911テロに結びつきます。世界貿易センターに突入したUA11便にこの組織の要員と思しき人物が乗り合わせたことがイスラエルの報道から判明しています。この人物Daniel Lewinは、サヤレト・マッカルの元キャプテンで、当時はアメリカでIT会社Akamaiを経営していました(コメント参照)。
彼はFAAのメモによると、乗っ取り犯により射殺されたことになっています(第一報は彼がパイロットを撃った)。情報の真偽判定は措く(そもそも銃を持ち込めたか?)としても、その座席位置は確かに不自然です。航空機テロの専門家がたまたま乗っ取り犯に前後を挟みこまれるように座る―それが偶然に生じる確率はどれくらいなのでしょうか?
<参照>F11(座席位置図解)
911を巡る情報はいつも錯綜しており、情報の積み重ねから真実に辿り着くには今後も相当な困難が予想されます。「事件の枠組み」をまずは明らかにすることが真実への近道となる場合もあります。ウジ・ダヤンに率いられたサヤレト・マッカル(一部かもしれません)が、その経験と知識を逆用(悪用)して2001年9月11日に4機の米民間航空機をハイジャックしたとの枠組みを私は信じかけています。
2006年07月27日
イスラエル情勢を巡るニュースのメッセージ
オルメルトとイスラエル保守派
イスラエル情勢が不穏です。田中宇氏は、一連の事件の背後にオルメルト戦略を嫌う保守派による策動があると見ています。その観測が正しければ、オルメルト戦略はウジ・ダヤンの持論でもありますから、その背後にいるロックフェラーへ反旗を翻した勢力がイスラエルにいるということになります。(昨日もイスラエルの目的は南部レバノンにレバノン軍か国連軍が展開することだとウジ・ダヤンが発言した途端にそれを台無しにする国連軍攻撃)
<参照>田中宇国際ニュース解説「イスラエルの逆上」
しかし、田中氏は米政権内で対立関係にあると見られていたネオコンと中道派が実は同じ目的を持って活動していることを看破しました。その伝で行くと、ここもイスラエル政権内の二大勢力によるし烈な対立などではなく、最終目的を達成するための偽りの対立と見ることができます。(と言っても、シャロンやその後継者オルメルトの言動を観察していると、彼らはロックフェラーの生み出す状況に右往左往するだけの存在と思えます)
なぜそんなことを考えたかと言いますと、映画「アイランド」がロックフェラーの近未来構想のキーワードとして「リンカーン」と「ヨルダン」をメッセージしていたからです。間もなくアメリカと中近東で一大事件が起こります。アメリカでは新しい南北戦争、中近東ではダヤン将軍の40年越しの悲願を成就する出来事です。それぞれの事件の鍵を握るのが先のキーワードと考えられます。
(参考)映画「アイランド」(マイケル・ベイ)のメッセージ2 同3
メッセージ発信者のストーリーから推測すると、ガザ・ヨルダン川西岸からの一方的撤退を阻止しようとしてイスラエル保守派が仕掛けた戦争行為が、今後さらに拡大する恐れがあります。そんなときに、ヨルダンが調停者として登場し、事態の収拾を図ります。しかしすべては予め定められた路線であり、その落とし所は「小イスラエル」と「全エルサレムのイスラエル領土化」という、ダヤン将軍の遺志を継ぐウジ・ダヤンの当初の構想ではないかと私は見ています。
イスラエルとレバノン、さらにはシリアが当事者として絡んでくる可能性はあります。しかしそれ以上に戦域が拡大することはないでしょう。地域紛争に留まるからこそヨルダンが調停役を買って出る可能性が生じるのです。ロックフェラーはイスラエルに防備を固めさせて小さく命脈を保たせれば良いと考えているようです。本命はアメリカで、覇権を失った後のアメリカを実効支配する積りです。アメリカがこれ以上に中東に軍事介入することはないと思われます。
現在もイスラエルは普通に暮らしているレバノンの人々を殺傷しています。この一連の紛争は疑いもなく「仕掛けられた」もので、決して偶然から生じた惨劇ではありません。構想者はその遂行中に誰が犠牲になろうと一向に構わないのです(海水浴客であろうと、レバノン市民であろうと、国連軍兵士であろうと)。
もし以上のストーリーが実現しつつあるなら、アメリカで内乱が起きることを本気で心配しなければなりません。中近東で彼らが無慈悲に人々を苦しめたように、アメリカでも同じことが繰り返されるでしょう。そして、信頼がすっかり失われたブッシュジュニアがこの事態を収拾することで権力を取り戻すのです。彼はかつてリンカーンが行ったように非常大権を行使し、権力を独占すべく跳梁します。私たちは冷静に世界を眺め、彼らの猿芝居を見破らなければなりません。
イスラエル情勢が不穏です。田中宇氏は、一連の事件の背後にオルメルト戦略を嫌う保守派による策動があると見ています。その観測が正しければ、オルメルト戦略はウジ・ダヤンの持論でもありますから、その背後にいるロックフェラーへ反旗を翻した勢力がイスラエルにいるということになります。(昨日もイスラエルの目的は南部レバノンにレバノン軍か国連軍が展開することだとウジ・ダヤンが発言した途端にそれを台無しにする国連軍攻撃)
<参照>田中宇国際ニュース解説「イスラエルの逆上」
しかし、田中氏は米政権内で対立関係にあると見られていたネオコンと中道派が実は同じ目的を持って活動していることを看破しました。その伝で行くと、ここもイスラエル政権内の二大勢力によるし烈な対立などではなく、最終目的を達成するための偽りの対立と見ることができます。(と言っても、シャロンやその後継者オルメルトの言動を観察していると、彼らはロックフェラーの生み出す状況に右往左往するだけの存在と思えます)
なぜそんなことを考えたかと言いますと、映画「アイランド」がロックフェラーの近未来構想のキーワードとして「リンカーン」と「ヨルダン」をメッセージしていたからです。間もなくアメリカと中近東で一大事件が起こります。アメリカでは新しい南北戦争、中近東ではダヤン将軍の40年越しの悲願を成就する出来事です。それぞれの事件の鍵を握るのが先のキーワードと考えられます。
(参考)映画「アイランド」(マイケル・ベイ)のメッセージ2 同3
メッセージ発信者のストーリーから推測すると、ガザ・ヨルダン川西岸からの一方的撤退を阻止しようとしてイスラエル保守派が仕掛けた戦争行為が、今後さらに拡大する恐れがあります。そんなときに、ヨルダンが調停者として登場し、事態の収拾を図ります。しかしすべては予め定められた路線であり、その落とし所は「小イスラエル」と「全エルサレムのイスラエル領土化」という、ダヤン将軍の遺志を継ぐウジ・ダヤンの当初の構想ではないかと私は見ています。
イスラエルとレバノン、さらにはシリアが当事者として絡んでくる可能性はあります。しかしそれ以上に戦域が拡大することはないでしょう。地域紛争に留まるからこそヨルダンが調停役を買って出る可能性が生じるのです。ロックフェラーはイスラエルに防備を固めさせて小さく命脈を保たせれば良いと考えているようです。本命はアメリカで、覇権を失った後のアメリカを実効支配する積りです。アメリカがこれ以上に中東に軍事介入することはないと思われます。
現在もイスラエルは普通に暮らしているレバノンの人々を殺傷しています。この一連の紛争は疑いもなく「仕掛けられた」もので、決して偶然から生じた惨劇ではありません。構想者はその遂行中に誰が犠牲になろうと一向に構わないのです(海水浴客であろうと、レバノン市民であろうと、国連軍兵士であろうと)。
もし以上のストーリーが実現しつつあるなら、アメリカで内乱が起きることを本気で心配しなければなりません。中近東で彼らが無慈悲に人々を苦しめたように、アメリカでも同じことが繰り返されるでしょう。そして、信頼がすっかり失われたブッシュジュニアがこの事態を収拾することで権力を取り戻すのです。彼はかつてリンカーンが行ったように非常大権を行使し、権力を独占すべく跳梁します。私たちは冷静に世界を眺め、彼らの猿芝居を見破らなければなりません。
2006年07月17日
ウジ・ダヤンと核テロ防止世界構想
サンクトペテルブルクサミットのニュースから
映画「レジェンドオブゾロ」から浮かび上がった人物、アーマンド・ハマーに焦点を当てて情報を探ってきました。この人物について私はそれまで全く知りませんでした。映画のメッセージを読み解く中で、初めて名前と出会います。そして少し進んでみると、既に俎上に乗せていた人物たちとの繋がりが見えてくるのですから不思議です。それは私が映画制作者のメッセージを正しく受け取っている証拠ではないでしょうか。
映画「ターミナル」から浮かび上がったイスラエルのウジ・ダヤンについても同様です。ハマーと違って、この人物に関する情報はそれほど多くはありません。先のエドガー・ブロンフマン(初代)が世界ユダヤ人会議の議長であるのに対し、ウジ・ダヤンは本家イスラエルのシオニスト会議議長を数年務めました。その見かけに拘わらず、国家安全保障会議議長、シャロン首相の国家安全アドバイザーなどを歴任した重量級の人物です(英雄ダヤン将軍の甥であることがかなり影響しているにしても)。
<参考>映画「ターミナル」のメッセージ6
ウジ・ダヤンは、先のイスラエル国会選挙(今年3月)に、新党「タフニト(曲がり角)」を立てて、自らも立候補しました。結果、議席獲得はなりませんでした。彼の第一の公約は、ガザ・ヨルダン川西岸からの一方的撤退。同じ戦略を採用して第一党となったオルメルトの「カディマ(前進)」との違いを打ち出せなかったのが敗因でしょうか。本当はウジ・ダヤンはカディマに参加したかったようなのですが、シャロンに断られた経緯があります(この確執には何か相当な事情がありそうです)。
その後、一方的撤退の本家を任じるウジ・ダヤンも、「オルメルトは分離壁建設スケジュールを明確にすべきだ」とか、イスラエル兵捕虜事件の対応で「ガザ地区から撤退したこと自体は間違っていない」といった発言を外野から投げ掛けるばかりです。ここでは余り重要な役割を果たしているようには見えません。
ウジ・ダヤンはイスラエルの安全保障戦略を次の2重構造で画策しています。まず自国にあっては「ユダヤ・パレスティナ分離政策」で自爆攻撃を食い止めておきます。その一方で世界に対してイスラムを共通の敵とする政策を採用するよう働き掛け、外敵の動きを政治的に封じて外からの攻撃(ミサイル、侵軍)も抑止する戦略です。(今回の事件ではイスラエル側からこの抑止力を崩壊させてしまいました)
誰が首謀者であるにせよ、911事件は「イスラムは世界(非イスラム圏)共通の敵」の構図を確立する上で一定の貢献を果たしていたかもしれません。ブッシュの暴挙がこれを食い止めたのです。ウジ・ダヤンは、手を休めることなく、渡米してネオコンの主要メンバーに「やがてイスラム過激派は大量破壊兵器(核)を使用する」と脅したて、これを防止するための「テロ対策世界センター(a world anti-terror center)」を提案しています。(核拡散をあれほど推進したイスラエルがいまさら防止を訴えるとは笑止千万)
現在、サンクトペテルブルクでサミットが開催されています。開催前の米露首脳会談の様子を伝えるニュースを見て驚きました。ブッシュとプーチンが「核テロ防止世界構想」を提唱しているのです。「テロ組織による核爆弾取得の阻止などを目的とする多国間協力体制」とはまさにウジ・ダヤンが提案したコンセプトに他なりません。米国とサミット開催国が合意に達したとなると期間中に何らかの方法で具体化される可能性が高いと思われます。同構想を注意深く追跡する必要があります。
読売オンラインニュース
映画「レジェンドオブゾロ」から浮かび上がった人物、アーマンド・ハマーに焦点を当てて情報を探ってきました。この人物について私はそれまで全く知りませんでした。映画のメッセージを読み解く中で、初めて名前と出会います。そして少し進んでみると、既に俎上に乗せていた人物たちとの繋がりが見えてくるのですから不思議です。それは私が映画制作者のメッセージを正しく受け取っている証拠ではないでしょうか。
映画「ターミナル」から浮かび上がったイスラエルのウジ・ダヤンについても同様です。ハマーと違って、この人物に関する情報はそれほど多くはありません。先のエドガー・ブロンフマン(初代)が世界ユダヤ人会議の議長であるのに対し、ウジ・ダヤンは本家イスラエルのシオニスト会議議長を数年務めました。その見かけに拘わらず、国家安全保障会議議長、シャロン首相の国家安全アドバイザーなどを歴任した重量級の人物です(英雄ダヤン将軍の甥であることがかなり影響しているにしても)。
<参考>映画「ターミナル」のメッセージ6
ウジ・ダヤンは、先のイスラエル国会選挙(今年3月)に、新党「タフニト(曲がり角)」を立てて、自らも立候補しました。結果、議席獲得はなりませんでした。彼の第一の公約は、ガザ・ヨルダン川西岸からの一方的撤退。同じ戦略を採用して第一党となったオルメルトの「カディマ(前進)」との違いを打ち出せなかったのが敗因でしょうか。本当はウジ・ダヤンはカディマに参加したかったようなのですが、シャロンに断られた経緯があります(この確執には何か相当な事情がありそうです)。
その後、一方的撤退の本家を任じるウジ・ダヤンも、「オルメルトは分離壁建設スケジュールを明確にすべきだ」とか、イスラエル兵捕虜事件の対応で「ガザ地区から撤退したこと自体は間違っていない」といった発言を外野から投げ掛けるばかりです。ここでは余り重要な役割を果たしているようには見えません。
ウジ・ダヤンはイスラエルの安全保障戦略を次の2重構造で画策しています。まず自国にあっては「ユダヤ・パレスティナ分離政策」で自爆攻撃を食い止めておきます。その一方で世界に対してイスラムを共通の敵とする政策を採用するよう働き掛け、外敵の動きを政治的に封じて外からの攻撃(ミサイル、侵軍)も抑止する戦略です。(今回の事件ではイスラエル側からこの抑止力を崩壊させてしまいました)
誰が首謀者であるにせよ、911事件は「イスラムは世界(非イスラム圏)共通の敵」の構図を確立する上で一定の貢献を果たしていたかもしれません。ブッシュの暴挙がこれを食い止めたのです。ウジ・ダヤンは、手を休めることなく、渡米してネオコンの主要メンバーに「やがてイスラム過激派は大量破壊兵器(核)を使用する」と脅したて、これを防止するための「テロ対策世界センター(a world anti-terror center)」を提案しています。(核拡散をあれほど推進したイスラエルがいまさら防止を訴えるとは笑止千万)
現在、サンクトペテルブルクでサミットが開催されています。開催前の米露首脳会談の様子を伝えるニュースを見て驚きました。ブッシュとプーチンが「核テロ防止世界構想」を提唱しているのです。「テロ組織による核爆弾取得の阻止などを目的とする多国間協力体制」とはまさにウジ・ダヤンが提案したコンセプトに他なりません。米国とサミット開催国が合意に達したとなると期間中に何らかの方法で具体化される可能性が高いと思われます。同構想を注意深く追跡する必要があります。
読売オンラインニュース
2006年04月01日
グランドゼロのメッセージ6
ロックフェラーのもう一つの動機
私は今回の一連の記事で、アメリカ改革を主導するロックフェラー、特にデイヴィッド・ロックフェラーの実利的動機について考察しました。しかし私たちは、インサイダー・スピルバーグから、これとは異なる動機、ある意味で決定的な動機を告げられています。ユダヤ民族の安全保障体制を確立することです。
ロックフェラーはユダヤ人なのか――もしこの問いに対する答えが是なら、スピルバーグのメッセージとロックフェラーの状況証拠とが結び付き、私の見方が俄然勢いを増します。ロックフェラー一族がユダヤ人である、隠れユダヤ教徒であると主張する少数の人々の根拠は、ユダヤ人を想起させる名前、キッシンジャーに代表されるユダヤ人の重用、ヨーロッパ大陸のユダヤ財閥ロスチャイルド家との深い関係といったところでしょう。片や反論者の根拠は、JDRの時代から彼らの宗教が"バプテスト"であり、シカゴ大学の創設などその信仰を行動に反映させているように見えること、第二次世界大戦時にユダヤ人を迫害するヒトラーを他の財閥と共に支持したことでしょう。
私はロックフェラー家の信仰が"バプテスト"であることに着目します。バプテストとは、ユダヤ教徒バプテスマのヨハネが実践した全身を水に浸す洗礼(全浸礼)にこだわることで知られる宗派です。この全浸礼で思い起こされるのが、映画「AI」以降のスピルバーグの諸作品です。映画「AI」の主人公デイヴィッドはニューヨークの海に自ら身を沈めました。映画「マイノリティリポート」の主人公ジョンはプールに、次いで浴槽に全身を沈めました。スピルバーグは、決まって全浸礼に状況を一変させる力を担わせます。
(参考)映画「AI」(スピルバーグ)のメッセージ2
2001年の作品から突如としてスピルバーグが強い執着を見せた"洗礼へのこだわり"は一体どこから現われたのでしょうか?私は彼がユダヤ安全保障構想を知ったのと同じ時期に、デイヴィッドの心情にも触れたのだろうと推測しています。洗礼にこだわりを持っていたのはデイヴィッドではなかったかと思うのです。ユダヤ教との接点である全浸礼を重んじる宗派を選択することで、プロテスタントを装う心理的葛藤は余り感じずに済んだのではないかとも想像します。
(もちろんロックフェラー家が本当にキリスト教に改宗した可能性もあります。しかし私は当コラムで911事件等の動機を非キリスト教的な宗教信念にあるとの説を展開しています)
ロックフェラー家は、米国プロテスタントの多数派であるこの派への信仰を公言し、様々な支援の手を差し伸べます。それでもWASPは、ここまで周囲に同化しようとする彼らを尚も排斥します。それは資産の過度な集中を押し留めようとする単純な反作用だったかもしれません。あるいは彼らの強引さへの反発だったかもしれません。しかし当のロックフェラー家の人々は、自分たちが外様、ユダヤ人だからこその迫害と受取り、体制派であるWASP(プロテスタントのアングロサクソン系白人)を激しく憎みます。
その心情を描いたのが映画「AI」です。キリスト教徒にどこまでも同化しようとするAIのデイヴィッド、どうしても受け入れてくれない米国社会――映画はデイヴィッド・ロックフェラーの現実を忠実に切り取りました。二人のデイヴィッドの夢は、この頑なな社会が滅び、全く別の社会が到来することで初めて叶えられます。その転換点に意味深く全浸礼が置かれます。映画「AI」はデイヴィッド・ロックフェラーに捧げられた苦悩と希望の物語です。
(この映画がキューブリックとの合作であることは知っています。彼が遺した脚本を元にしても上記のメッセージを仕込むことは可能だったと考えます)
ロックフェラー家の構想は、資産の増大のための策略であるばかりでなく、ユダヤ民族の安全保障戦略でもあります。第二次世界大戦でモルガンが主導した戦略(ナチスとの融和)を一刻も早く崩したかったのは、実はクリスチャンを装っていたユダヤ人ロックフェラーではなかったかと私は考えています。
今後の基調記事集「グランドゼロのメッセージ」
私は今回の一連の記事で、アメリカ改革を主導するロックフェラー、特にデイヴィッド・ロックフェラーの実利的動機について考察しました。しかし私たちは、インサイダー・スピルバーグから、これとは異なる動機、ある意味で決定的な動機を告げられています。ユダヤ民族の安全保障体制を確立することです。
ロックフェラーはユダヤ人なのか――もしこの問いに対する答えが是なら、スピルバーグのメッセージとロックフェラーの状況証拠とが結び付き、私の見方が俄然勢いを増します。ロックフェラー一族がユダヤ人である、隠れユダヤ教徒であると主張する少数の人々の根拠は、ユダヤ人を想起させる名前、キッシンジャーに代表されるユダヤ人の重用、ヨーロッパ大陸のユダヤ財閥ロスチャイルド家との深い関係といったところでしょう。片や反論者の根拠は、JDRの時代から彼らの宗教が"バプテスト"であり、シカゴ大学の創設などその信仰を行動に反映させているように見えること、第二次世界大戦時にユダヤ人を迫害するヒトラーを他の財閥と共に支持したことでしょう。
私はロックフェラー家の信仰が"バプテスト"であることに着目します。バプテストとは、ユダヤ教徒バプテスマのヨハネが実践した全身を水に浸す洗礼(全浸礼)にこだわることで知られる宗派です。この全浸礼で思い起こされるのが、映画「AI」以降のスピルバーグの諸作品です。映画「AI」の主人公デイヴィッドはニューヨークの海に自ら身を沈めました。映画「マイノリティリポート」の主人公ジョンはプールに、次いで浴槽に全身を沈めました。スピルバーグは、決まって全浸礼に状況を一変させる力を担わせます。
(参考)映画「AI」(スピルバーグ)のメッセージ2
2001年の作品から突如としてスピルバーグが強い執着を見せた"洗礼へのこだわり"は一体どこから現われたのでしょうか?私は彼がユダヤ安全保障構想を知ったのと同じ時期に、デイヴィッドの心情にも触れたのだろうと推測しています。洗礼にこだわりを持っていたのはデイヴィッドではなかったかと思うのです。ユダヤ教との接点である全浸礼を重んじる宗派を選択することで、プロテスタントを装う心理的葛藤は余り感じずに済んだのではないかとも想像します。
(もちろんロックフェラー家が本当にキリスト教に改宗した可能性もあります。しかし私は当コラムで911事件等の動機を非キリスト教的な宗教信念にあるとの説を展開しています)
ロックフェラー家は、米国プロテスタントの多数派であるこの派への信仰を公言し、様々な支援の手を差し伸べます。それでもWASPは、ここまで周囲に同化しようとする彼らを尚も排斥します。それは資産の過度な集中を押し留めようとする単純な反作用だったかもしれません。あるいは彼らの強引さへの反発だったかもしれません。しかし当のロックフェラー家の人々は、自分たちが外様、ユダヤ人だからこその迫害と受取り、体制派であるWASP(プロテスタントのアングロサクソン系白人)を激しく憎みます。
その心情を描いたのが映画「AI」です。キリスト教徒にどこまでも同化しようとするAIのデイヴィッド、どうしても受け入れてくれない米国社会――映画はデイヴィッド・ロックフェラーの現実を忠実に切り取りました。二人のデイヴィッドの夢は、この頑なな社会が滅び、全く別の社会が到来することで初めて叶えられます。その転換点に意味深く全浸礼が置かれます。映画「AI」はデイヴィッド・ロックフェラーに捧げられた苦悩と希望の物語です。
(この映画がキューブリックとの合作であることは知っています。彼が遺した脚本を元にしても上記のメッセージを仕込むことは可能だったと考えます)
ロックフェラー家の構想は、資産の増大のための策略であるばかりでなく、ユダヤ民族の安全保障戦略でもあります。第二次世界大戦でモルガンが主導した戦略(ナチスとの融和)を一刻も早く崩したかったのは、実はクリスチャンを装っていたユダヤ人ロックフェラーではなかったかと私は考えています。
今後の基調記事集「グランドゼロのメッセージ」

