2007年08月26日

映画「トランスフォーマー」(スピルバーグ製作)のメッセージ2

ミード湖の変異細菌

当ブログはハリウッド映画を中心とするメッセージ解読から、「アメリカで911事件に続く第二の偽テロ事件が起こされる」と予測しています。その事件の特徴としては主に次の3点を指摘してきました。
1.時期は2007年
2.細菌・生物兵器が使用される
3.ワシントンの連邦裁判所と連邦議会が標的とされる
映画や小説をこうした視点から鑑賞している私には、上記2について最近特に気に掛ることがあります。
(参考)新しい南北戦争のメッセージ集

以前の記事で取り上げた映画「Vフォーヴェンデッタ」では、ブッシュ・ジュニアを思わせる指導者が独裁権力を掌握した経緯がこう説明されます。政府の研究機関が開発した新種の細菌、つまり生物兵器を指導者が自ら「水道」に混入させ偽のテロ事件を演出したというのです。この事件で多くの国民(舞台はイギリス)が犠牲となり、指導者の思惑通り社会は混乱に陥ります。また映画「ウォーターパニック・インLA」もテロリストによって細菌を水道に流し込まれたロサンゼルス市民の混乱を描いています。
(参考)映画「Vフォーヴェンデッタ」のメッセージ

アメリカで起きている異変の首謀者たちが、なぜかSF小説家・社会思想家のHGウェルズを強く意識していることに私は気付いています。そして何と、このHGウェルズの著作の中に「テロリストが水道水に細菌を混入」させる話があるのです。「盗まれたバチルス」というタイトルの短編で、無政府主義者が細菌研究者から猛毒のバチルス菌を盗み、ロンドンの上水道の水源に投げ込もうとします。「細菌テロ」という現代的な概念を初めて世に送り出した作品です(発表年は1894年)。
(参考)小説「宇宙戦争」のメッセージ

ご承知のとおり、2001年9月には、911事件に引き続いて「炭ソ菌テロ(複数)」が起こされました。そのときは郵便物の封筒を菌で汚染させる手口が採られました。しかし上記の映画や小説は、次に起こされる細菌テロ事件では「水道混入」という手段が取られる可能性を示唆しています。そこで記憶の底から頭を擡げるのが、映画「トランスフォーマー」に登場した「フーバーダム」です。観客は水力発電所としての側面に巧みに誘導されるのですが、考えてみればこのダムによって造られた背後の巨大なミード湖は、米国南西部の2大水源のうちの一つでした。

ミード湖を水源として上水道が供給されている地域はそう広くはないかもしれません。それでも、レクリエーションエリアとして広く知られた湖が細菌に汚染され、魚などの生物が大量に死滅し(映像効果)、一部地域で水道を通して人間にも被害が及べば(プロファイルから被害エリアが限定される方が好都合)、アメリカ国民が受ける衝撃は911事件に匹敵するでしょう。政治・ビジネスに続いて「生活」までがテロリズムの脅威に晒されるのです。

ご存じでしょうか、フーバーダムを建造したベクテルグループのベクテルネヴァダは、今やテロ研究施設となった「ネヴァダテストサイト」を運営しています。研究対象には生物兵器が含まれます。既存の細菌を変異(トランスフォーム)させ毒性を高める類の技術を彼らは現実に追及しているのです(911事件でテロリストによるハイジャック対策専門機関がハイジャックを決行したことを思い出してください。彼らのキーワードは「逆用・悪用」の"abuse"です)。ミード湖との距離の近さにもご注意ください。この要素は作戦遂行を容易にするでしょう。そしてベクテルが世界有数の導水事業者である事実(水道民営化事業なら最大手)にも注意を喚起しておきたいと思います。
<参考>reviewjournal.com記事「防衛ビジネス

nevada_test_site_map





















こうして考えて行くと、冒頭に掲げた特徴のうち、事件の場所(3)は異なりそうです。しかし、911事件が複数態様の事件から構成されていたことから、今回も細菌テロを中核としながらも、爆弾テロが同時に起こされないとは限りません。その時には、ワシントンの地下鉄Metro、サンフランシスコのベイブリッジやBART(交通機関)、ボストンのBigDig(複合的交通システム)、ボストン〜ワシントン間のAcera(交通機関)などベクテルが手掛けたアメリカのシンボル施設・機関が標的とされる可能性があります。

収録時間:79分
レンタル開始日:2007-03-02

Story
『ボム・ザ・システム』の製作を担当したベン・レキーが監督・脚本を手掛けたパニックサスペンス。何者かによってダムの中に散布された生物兵器により、パニック状態に陥ったL.A.。人々は次第に狂気を露にしていき、(詳細こちら

収録時間:132分
レンタル開始日:2006-09-08

Story
『レオン』のナタリー・ポートマンと“エージェント・スミス”ことヒューゴ・ウィービング共演による近未来サスペンスアクション。独裁国家と化したイギリス。労働者階級の女性・イヴィーは仮面をまとった男・Vに出(詳細こちら

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映画(劇場公開・DVD・ビデオ)、書籍、ニュース、キャンペーンなど、メディアを通して表現されたものからメッセージを抽出し、隠された意味や表現者の意図を探ります。

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