2007年07月15日

「聖骸布」のメッセージ

ピア・ショック

sindone_nega


































この画像は、少なくとも14世紀から人々に「イエス・キリスト」の全身像として崇拝されていた一枚の布(の片面上部)を撮影したものです。なるほど、中央上部に人間の顔らしきものが見えます。それでも火星の人面岩の方がまだ明瞭ではないかと思えるくらいです。

こんなものが崇拝の対象になるとは、中世の西洋人はいかに迷信深くて単純だったか...とお考えのあなたに、お勧めしたい作業があります。

1.上の画像をお手元のパソコンに保存
(画像上で右クリック>>「名前をつけて画像を保存」を選択>>例えばデスクトップに)
2.スタートメニューから「アクセサリ」の「ペイント」を選択(起動)
(Windowsの場合。その他任意の画像加工ソフトを立ち上げてください)
3.「ファイル」メニューの「開く」で保存した画像を選択
4.「変形」メニューの「色の反転」を選択


以上は、1898年に史上初めて布を撮影したセコンド・ピアが暗室で行った現像作業のシミュレーションです。100年の時を超えて彼の驚きを追体験できましたか?

(「続き」には上記作業の結果が載っていますのでご注意ください)



sindone_posi


































この画像は「聖骸布」とよばれるキリストの亡骸を包んだ布に写し込まれた十字架刑後のキリスト像です。どういう訳かこの像はネガとなっており、セコンド・ピアが現像するまで、その実態は隠され続けていました。

少なくとも14世紀以来数百年間、人々の話題になり続けた代物です。そこに見える人物がイエス・キリストだと確信した方もいれば、いやそんなはずはないと首を振った方も大勢いたはずです。後者の人たちは口にはせずとも「決定的証拠」を求めたでしょう。本物ならもっと自分たちが得心できるだけの何か証拠があるはずだと。

ピアの写真が発表されたとき、決定的証拠はついにこの世に現れました。ただそう語り継がれただけの布に、くっきりと人間の像が刻印されていることが判明し、さらにはその画像の解析から布の人物がイエス・キリストと推定される証拠が数多く挙げられたのです。

しかし、実際には現代の人々は、以前にも増して声高に「決定的証拠」を要求しています。イエス・キリストの写真があったなんて信じられない、本物なら誰をも納得させる証拠があるはずだ―その繰り返しです。逆証なら一つでもすぐに飛びついて「決定的だ」と言い張るのに。結局、迷信深くて単純なのは、中世人などではなく、とにかく神やイエス・キリストの存在を認めたくないだけの現代人の方ではないかと思えます。

私は聖骸布を崇拝しません。信仰しません。この像は神の「影」でしかありません(その範囲で尊重し、主の死を想います)。「影」に対してさえこの有り様です。「光」が現れたときのこの世の拒絶はどれほどのものでしょう?

*ネガ画像は「聖骸布の男」から転用しました。ポジ画像はこれを反転した後、ぼかしを加えました。胸の模様や額・手首の筋が気になる方は同書をご参照ください。

聖骸布の男 あなたはイエス・キリスト、ですか?

getmessage at 20:37 │Comments(0)TrackBack(0)書籍 

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